Poetry 詩


奈良時代

「出雲国風土記」

  • 「一たび濯げば形容端正しく、再び浴すれば万の病悉くに除こる」

「万葉集」

  • 「湯ノ原に 鳴く葦鶴は 吾ごとく 妹に恋ふれや 時わかず鳴く」

平安時代

「竹取物語」

  • 「筑紫の国にゆあみにまからむ」
    →筑紫の国(福岡県東部)に湯治に参ろう

「土佐日記」

  • 「ゆあみなどせむとて、あたりのよろしき所へ下りていく」
    →水浴びでもしようとその辺りの適当な場所へ下りていく

「永久百首」

  • 「みくまのゝ湯垢離のまろをさす棹のひろひ行くらんかくていとなし」by 源俊頼朝臣

「枕草子」

  • 「湯は、ななくりの湯。有馬の湯。玉造の湯。」
     by 清少納言

江戸時代

貝原益軒

  • 「温泉四所にあり。癬瘡をよくいやす功ありとて、遠近より來り浴する者多し。」筑前国続風土記より

式亭三馬

  • 「〜湯を浴びんとて裸形になるは、天地自然の道理、釈迦も孔子も於三も権助も、産まれたままの容にて、惜い欲いも西の海、さらりの無欲の形なり」浮世風呂より