Kurort 療養地


Kurort(クアオルト)とはドイツ語で療養地を意味します。

ドイツでは土壌「、海、気候、クナイプ式」の4つの療養要因を国が間接的に認定しています。

温泉だけでなく、クアパーク(公園)、クアハウス(保養施設)、テルメ(温泉)が設置されており1つの施設群として存在します。

詳しくは日本クアオルト研究機構のHPを参照下さい。

温泉利用型健康増進施設

日本では、厚労省が健康増進施設を定め、国民の健康維持を目的に施設認定し、医療費控除などの制度を設けています。

健康増進施設には以下の2つがあります。

  1. 運動型健康増進施設
  2. 温泉利用型健康増進施設

温泉利用型健康増進施設についてはこちらの記事がとてもわかりやすくまとまっていますので参考にしてください。

 

また温泉型には普及版として、温泉利用プログラム型健康増進施設も存在ます。

ここでは温泉利用型に絞って解説します。

 

温泉利用型


  • 医療費控除あり
  • 有酸素・筋力強化運動などを安全に行える設備が必要
  • 温泉利用指導者、健康運動指導士の設置義務
  • 健康診査、体力テスト、個別運動・入浴プログラムの提供
  • 2016年の改定により他施設との「連携型」も可能に
  • 温泉療法医、温泉療法専門医との連携が必要

温泉利用プログラム型


  • 医療費控除なし
  • 運動設備は不要
  • 温泉入浴指導員の設置義務
  • 温泉入浴を活用した滞在型、または反復型プログラム

医療費控除について

温泉利用型健康増進施設の利用に係る料金は、年末の年末調整で還付として医療費控除されます。

その方法について簡単に解説します。

 

  1. 医師から「温泉療養指示書」を処方してもらいます。
  2. 認定施設で温泉利用指導者からプログラムを作成してもらう。
  3. 1ヶ月以内に7日以上のプログラムの実施をする。
  4. 領収書をもらう。
  5. 温泉利用指導者から「温泉療法報告書」をもらい指示書を処方してもらった医師へ持って行き、「温泉療養証明書」を受け取る。
  6. 税務署で確定申告する。