温泉は心身に良く、日本の宝ですが、安全性に関しては当然注意点も存在します。これは入浴施設側の問題と利用者側の問題両方に存在します。湯治.comではまずは、温泉でどんな事故や問題点が過去にあったかを紹介します。
2000年3月
静岡県感染した23名中2名死亡。
2000年7月
茨城県感染した27名中3名死亡。
2002年7月
宮崎県日向市「日向サンパーク温泉・お舟出の湯」での集団感染。入浴者19,773人中、295名が発症、7名が死亡した。
2003年1月
石川県内の公衆浴場施設。1名死亡。
レジオネラは土壌などにいる菌で、温泉などではアメーバを宿主として増殖している。温泉中の堆積物にアメーバが繁殖することが直接的な原因で、打たせ湯やジャグジーなどエアゾロル(煙霧体)を吸入することで感染する。肺炎が多く、抵抗力が低下している場合死亡することもある。詳細はこちら。
多くは入浴施設側の問題で、以下のような原因がある。
レジオネラ菌は20〜45度で増殖する。また60度以上で殺菌される。
源泉掛け流しの場合は、繁殖するアメーバが蓄積されないため安全性が高い。ただし、タンクで貯水する場合はタンクに堆積物があればそこで繁殖する可能性がある。
※温泉に限らず腐葉土が舞い上がるような環境ではマスクなどの感染防止が重要である。
メカニズムは解明されていませんが、長期の湯治の中で、長時間の温泉入浴や頻繁な入浴で起こる様々な症状をいいます。
悪い部分が回復する印(好転反応)と言われたり、温泉の効果が強すぎるなど諸説ありますが、まずは安静にして症状が改善するのを待つことが勧められています。
ちなみに「のぼせ」は軽い熱中症ですので、水分補給が重要です。「湯疲れ」は体力の消耗です。入浴によって代謝が亢進し当然エネルギーを消耗します。しっかりと栄養をとって湯治に向かわなければ疲労してしまいます。入浴の回数や時間などは自分の体と相談して決めないと自然治癒力の向上どころか疲労で倒れてしまいます。
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